医療法人イプシロン

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お知らせ

2022.02.10 更新レポート

就労支援フォーラムNIPPON2021に参加しました。

就労支援フォーラムNIPPON2021に参加しました。

2021/12/17-19、配信にて実施されました。

 

1日目

『障害者就労支援の本質~視点を変えれば見えてくる新常識~』

障害者を雇用することで企業側にもメリットはある。

・人材育成ノウハウが形成され蓄積される

・職場環境が改善される

・適材適所に基づく分業の効果を引き出す

・健常者社員が姿勢を正す

→業績改善につながる

 

2日目

『プレゼンテーション この閉塞感を打ち破るゲームチェンジャーは誰だ!?』

・就職した利用者が企業・支援者と情報共有ができる定着支援連携ツールとなるアプリを開発

・就労支援の専門家を配置し、多職種がチームとなって本人の医・職・住の支援を行うデイケア型就労支援

・IPS援助付き雇用

 利用者のニーズに応じたオーダーメイドの職探しと支援

 事業所での集団支援ではなく、個別支援・事業所がい支援に時間を費やす

 

3日目

『企業就労支援の「再トレーニングセンター」構想 ~それは、画餅か打開か、それとも破壊なのか?~』

・生活リズムの乱れ、環境の変化は仕事に影響してくる

 福祉機関や支援機関がしっかりコミットしていかなければならない

・長く働くためには、職場に信頼できる人をどうつくるか

・職場に定着するのではなく、就労の場にどのように定着するか

・定着 彼らが働き続けることを考えると、自身の力、企業や地域の力が重要 その支援者をどう作るか

・障害のある社員が自ら成長する その力を信じて環境設定をどう作るかが企業側の役目

 

『今改めて考える「就労定着」~それぞれの立場から~』

・事業所で、スタッフを上司と考えて行動できているか

・将来を見据えた人生設計の部分をもう少し就職前にできると良い 仕事だけでなく、どういう生活を送りたいか(結婚したい、車を買いたい 等)

・自分で決める、自分で歩む、自分の経験を積み重ねられるように支援する(自己決定、自分自身のライフワーク、自己責任)

・成功体験は大切 失敗の経験も必要

 失敗は「経験値」に変えて成長への「自信」につなげられるようにしていく

 失敗したときの支援も支援者として必要な役割

・卒業後は本人の「サポーター(応援者)」となれるように、本人の想いや意思を大切にしながら支援する

・支援者には目の前の障害者を何とかしなくてはならないという情熱が大事

・課題や安定に目が行きがちだが、安定したらステップアップできるように企業にも働きかけをしていく

 

『10年先を見据えた障害者雇用・就労法則~自治体の好事例をふまえて~』

・障害の状態は日々変わる。置かれた環境によっても変わる

 状況が変化することに対しても辛抱強く付き合うこと むしろ変化を楽しむことが必要

・障害者手帳にこだわっている雇用制度は見直す時期が来ているのでは

 今回の法改正では見送りになったが、手帳を所持しない障害者の方について将来的な課題としている

 手帳があるなしではなく、働くうえでどういう困難性を抱えているのか

 しかし、雇用率・差別禁止・合理的配慮のどれで対応するかは線引きが難しい

・今後の課題 雇用義務制度の拡張、助成金の拡充、福祉的就労の場

・支援側のスキルも求められる 人材育成ができるのか

 

就労支援の現状を知ることができ、また他の病院や事業所において、本人の希望する就労・生活に向けてどのような支援が必要なのか、実際に取り組んでいるものを知ることができました。

地域や立場によって細かい部分は異なりますが、誰もが「いま困難な状況にある人」のためにできることを考え実践していると感じています。

支援をする上でのポイントやヒントをたくさん吸収できたため、今後はそれを現場に落とし込んでいき、利用者が「こうなりたい」という希望に、少しでも近づけるよう支援をしていきたいと強く感じた研修でした。

就労支援事業所ブルーム水戸梅香 管理者 谷津

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