2023.05.30 更新ご案内
周産期メンタルヘルスニュース
2023年5月から水戸メンタルクリニック本院5階にてデイセラピーのプログラム「C-MoP」を開始しました。
C-MoPはCare for Moms' Perinatal mental helthの略であり、周産期の女性の患者様を対象としたプログラムです。1クール4回となっており、ヨガと心理教育を組み合わせた2部構成の内容となっています。妊娠期から産後1年までの方が対象で、繰り返しの参加が可能です。
5月9日から開始し、1クールが終了しました。
ヨガでは講師の先生が、その日の体調や気分を確認しながら、参加者の様子に合わせた動きを提案してくれます。そのため、無理なく参加でき、終わった後にすっきり感やリラックスした感じを持っていただけました。また、ヨガの後に心理教育を組み合わせることで、体の状態と心の変化やその日の気持ちとの繋がりを持ったワークができました。
4回という短い期間で行われるため、ここで学んだり、新たに知ったことがすぐに日常生活に落とし込めるわけではないと思います。繰り返し参加をすることで、心理教育の内容が普段の生活の中で活きて、少しでも過ごしやすくなるようお手伝いができればよいと考えます。
妊娠中は悪阻や体調不良のため、あまり外に出たくない気持ちだったり、人と関わりたくない気持ちを持たれる方も多いかもしれません。また、産後はお子さんのことにかかりきりになり、1人の時間を作ることが難しいかもしれません。C-MoPでは憂うつな気分をちょっと軽くしたり、自分をケアする時間を作るお手伝いができると思います。少しずつ、この活動が認知されていくよう、今後も工夫を続けたいと思います。
臨床心理士 島田
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