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2023.10.31 更新レポート

第19回周産期メンタルヘルス学会学術集会に参加

第19回周産期メンタルヘルス学会学術集会に参加

第19回日本周産期メンタルヘルス学会学術集会
会期:2023年10月28日(土)~29日(日)
会場:一橋大学 一橋講堂

 今年度のテーマは「多職種で支える周産期リエゾンのバトン~皆の"育つ""生きる"を支える~」でした。昨年度はオンライン開催でしたが、今回は対面開催のため、活気があり、周産期メンタルヘルスに関わるスタッフの熱量の高さを感じる大会でした。

 水戸メンタル本院からは、5月から開始した集団プログラム(C-MoP)に関するポスター発表をしてきました。私たちのプログラムでは、身体面へのアプローチとしてヨガを取り入れていますが、理学療法士(PT)を招いて、子どもの運動発達を見てもらっているというクリニックの話を聞くことができました。わが子の発達について、専門家の裏付けあるアドバイスを得ることは、お母さんたちにとって分かりやすく、また、実際に子どもが変わっていくようすを見ることができるため、参加の動機付けも高まることを教えていただきました。周産期の取り組みは、多職種による連携が必須ですが、さまざまなアプローチの仕方があるということが分かり、勉強になりました。
 C-MoPでは、心理教育にCBTを取り入れていますが、本大会のシンポジウムの中でも周産期の抑うつや不安症状に対するCBTの有効性、効果的な活用についての話題がありました。この分野に関するCBTアプローチは今後も発展していくと思いますので、「周産期メンタルヘルスコンセンサスガイド2023」などを参考にしながら、C-MoPもアップデートしていきたいと思います。

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臨床心理士 島田 祥子

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