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2023.09.16 更新レポート

土浦市教育委員会 令和5年度特別支援教育研修講座 WISC-IV研修会の講師を務めました

土浦市教育委員会 令和5年度特別支援教育研修講座 WISC-IV研修会の講師を務めました

開催日時:2023年9月14日(木)13時~16時
形式:オンライン
参加者:土浦市の小・中・義務教育学校,支援学校教員24名程度
内容:「WISC-IV検査結果と発達支援実践の橋渡しーつまずきの原因の理解と対応の提案ー」

■研修を終えて:
 今回の研修会は、今年6月と7月に水戸市教育委員会からの依頼で実施した研修会と同じく、市立小・中・義務教育学校や支援学校の特別支援学級を担当する教職員を対象に、就学や支援学級利用の判定に必要な心理検査(WISC-Ⅳ)の技能向上を図る目的で実施しました。
 これまでは毎年、大六一志先生が2日間かけて研修会を行っておられましたが、今年は第1日目の8月28日(月)に大六先生が実施・採点・集計を行っていただいています。
調査対象となる子どもは、土浦市も水戸市同様に年間500名程度のようですが、未就学児においては近隣の医療や療育機関で受検できる体制が構築されています。就学後の児童生徒は、ほとんどが各学校の教員によって実施されています。保護者に対する結果の説明は、支援級の教員が行っているとのことであり、日々多忙な業務の中でも子どもへのよりよい支援のために尽力されていると感じました。

 障害のある子どもたちは、必要な支援を自分で調達できる人間に育てる必要があると思いますが、そのためには自分の課題を自覚し、それをカバーできる長所をも自覚し、自分なりの工夫ができるようになることが求められます。知能検査の結果が真に生かされていくように、またこのような研修会が有意義で意味のあるものになるよう、これからも協力していきたいと思います。

臨床心理士 井上 操

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