茨城県水戸市梅香1-2-50
TEL:029-246-60332025.06.01 更新レポート
今回は、2025年6月1日(日)に開催いたいました「大六一志先生が語る読み書きのアセスメントと支援WISC-Vおよびその他の検査オンライン研修会」の開催レポートです。
講師について
大六 一志 先生
日本臨床発達心理士会茨城支部支部長
博士(心理学)。公認心理師。臨床心理士。臨床発達心理士。特別支援教育スーパーバイザー。WISC-IV、WISC-V、WAIS-III、WAIS-IV、WPPSI-III では日本版刊行委員を務める。各地で健診委員、巡回相談員、特別支援教育アドバイザー、顧問等。著書・論文多数。
研修会について
本来アセスメントというものは、問題(主訴)の原因および対応を明らかにするのが目的であり、心理検査の結果や行動観察および背景情報と照らし合わせて包括的に行います。発達支援のアセスメントやニーズ把握のために標準的に行われる検査として知能検査がありますが、残念ながら読み書き困難の原因メカニズムは知能検査だけではなかなか分かりません。読み書きのアセスメントには、知能検査だけではなく、他の検査を組合せて行うことが必要になります。本研修会では、読み書きにつまずきのある人の特徴や客観的なアセスメントに必要な検査および評価法、支援や指導法についてお伝えしました。
研修会参加者の声
医療機関に勤務する心理士です。ディスレクシア疑いや勉強ができないとの主訴でWISCとSTRAW-Rを実施しており、今回学べる機会として応募させていただきました。しかし、せっかくバッテリーを組んでいたものの、基礎や理論の理解が不足しており、上手く活かせていなかったことに気づき反省と共に学べたことが多くあった一日でした。今までの反省をしつつ、今回の講習会を上手く活かせるようにしたいです。また、今回は読み書きがメインでしたが、例えば算数・数学など他の学習面の講習会も開催していただく機会があれば、とてもありがたく思います。よろしければご検討いただきますと幸いです。本日はこのような貴重な機会をお作りいただき、本当にありがとうございました。
WISCを取る機会がななかなかなく、成人の方と関わることが多い職場に勤務していますが、大変勉強になりました。成人の方でも読み書きで苦労している方とお会いすることがあり、どういった要因や背景が関係しているかという可能性も含めて受講できました。大六先生のお話はとても実践的で、こちら側が知りたいと思うことを先回りして説明して頂けるように思います。どうもありがとうございました。
今回は貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。大変勉強になりました。資料の配布〓講演までの期間で,資料を印刷することができなかったため,資料配布を講演翌日まで続けていただけると幸いです。また,質疑応答も大変有意義な時間でしたので,質疑応答の時間の議事録等があれば共有していただけると非常に助かります。ご多忙の中,運営していただき恐縮ですが,ご検討のほどよろしくお願いいたします。
研修会参加者属性
教育関係に所属されている方の参加が非常に増えてきました。児童の知能検査・心理検査の需要が高まっている状況を感じ取りました。
■研修会詳細ページ
http://epsylon.jp/event/202506seminar/